charming records

ストリップファンが、ときどき本をつくります。

『ストリップと読むブックガイド』制作日記:10/15-19

10/15(日)

早朝に目が覚めて寝つけず、強い雨の音を聞きながら朝ごはんを食べて(急にさむくなったのでとうふをレンチン)、ひとを待たせていることを終わらせ昼まで二度寝。気圧が身体に重い。
道すがらエチオピア料理を食べて、図書館へ予約の本を取りに行く。この館は無人の受け取りコーナーでセルフで手続きするスタイルなのだけど、大判のストリップ写真集が子ども向けの絵本と並べて置いてあって申し訳ない気持ちに。人目のないところで閲覧してすぐ返却して帰ろうと席を探すも、中高生が自習してるとこの隣しか空いてない。持って帰ります。
篠山紀信の写真集『Tokyo Addict』には六本木の森ビル建設現場、スタジオジブリのアトリエ、小泉純一郎の街宣、マルジェラの店舗などとともに道劇での作品が収められており、あの盆が迫り上がっていたのだけど、ひびは写っていなかった。撮影は2001年7月3日。
イスラエルパレスチナのことはネットやテレビでは追わず、新聞で読む。

 

10/16(月)

寄稿の掲載順確定。通して読まれるのもうれしいけど、目次から気になる本を見つけて拾い読みするのもたのしいはず。
ブックガイド本は書評にタイトルをつけないものもあるけど、お願いしてほんとうによかった! それぞれにかっこよくて目を惹く。キーワードは編者がまとめて全員分決めたり、方向性を指定して全員を同じ形式で揃える手もあったけど、執筆者に決めてもらった。読む側からしたら、てっとり早くなくてわかりにくいかもしれないけど。選書、書評、タイトル、キーワードまで、寄稿者にはたくさん考えてもらって感謝しております。

 

10/18(水)

今週は仕上げの作業のために年休を取るべくハードコアな仕事を巻きで進行し、必死のパッチ(最近おぼえた言い回し)でレイアウトソフトにかじりついていた。早起きして出社前に編集やって、移動中に連絡して、仕事はちゃめちゃにがんばって、昼休みに編集やって、午後も仕事はちゃめちゃにがんばって(以下逆再生)。仕事を予定より一営業日早く終わらせたら糸が切れて、帰宅してそのまま呆然とポテチとアイスを食べた。
どうやら全160ページ程度、原価との兼ね合いで1800円が限界。落ち込む。構想がまとまった段階では、1500円までを目指していた。
背の厚さを計算したら、うちにあった本田『病める惑星より愛を込めて』の3巻がちょうど判型も厚さも近かった。よそさまのミニコミの仕様と価格を見にネットに漕ぎ出しそうな自分を引きとめる。
これで落ち込むのはたぶん体調による迷走なので、おふろに浸かり、ふだんはケチるアロマスプレーを噴きまくった。

 

10/19(木)

通勤時間を作業に充てたくて在宅勤務。
Fire TVを立ち上げたら、ホーム画面に出てきた『薬屋のひとりごと』を『楽屋』に空目した。『楽屋のひとりごと』、劇場関係者かヒモのエッセイにありそう、かわいくてオシャレな気の抜けた挿絵がついてて、70年代くらいまでに出たやつで、と寝起きの頭でレンチンとうふのあったかさに感激していた。とうふをつついてるあいだは両手がふさがるので、その時間だけはドラマを観ている。
ピラティスに行ったら、明らかに可動域が狭くなってるし、意識がとっちらかる。

『ストリップと読むブックガイド』

2023/11/11(土)文学フリマ東京37で初売り!
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